オペナースはトイレや食事はどうするの?
オペナースはトイレや食事休憩はとれるの?
こんにちは、いちです。
「オペ室の看護師になりたいけど、手術中って休憩取れないのかな?」
「手術中にトイレに行かないように前日はアルコールが飲めないってホント?」
などこのような疑問にお答えしたいと思います。
結論から言いますと
トイレや食事などの休憩はしっかりととることができる。ただいつでもというわけではない。
詳しく解説していきますね。
※いちはこんな人※
オペナースの種類・業務内容
手術室看護師ってどんな仕事をしているの?
手術室看護師は病棟看護師とあまり接点がないため、どんな仕事をしているのかよくわかりませんよね。
実際僕も働くまで何一つわかりませんでした。
ひと口にオペナースといっても、それぞれの役割があります。
まずはその役割から簡単に説明したいと思います。
外回り看護師(間接看護師)
外回り看護師は主に手術の調整や、サポートをするのが業務となっています。
出血量を数えたり、麻酔科の医師のサポートも行います。
手術のサポートですので、清潔なガウンや手袋はつけず、普通の制服で手術へ参加します。
器械出し看護師(直接看護師)
器械出し看護師は、その名通り医師へ手術で使用する機械を手渡す看護師です。
よくTVや映画で出てくるのはこちらの看護師ですね!
器械出し看護師は医師と一緒に手術へ参加しているので、清潔なガウンや手袋を装着しています。
清潔なガウンや手袋をつけている間は、部屋の外に出たり、清潔な器械以外を触ることはできません。
オペナースの役割で休憩の取り方が決まる
外回り看護師と器械出し看護師の違いからわかるように、外回り看護師は比較的自由に動くことができます。
反対に器械出し看護師は、その場を離れると手術の進行に影響があるため離れるわけにはいきません。
じゃあどうやって休憩をとるの?
休憩をとるタイミングに合わせて交代看護師に来てもらう。
手術中は外回り看護師も器械出し看護師も、手術している部屋を離れることはできません。
日中の定期手術の場合は交代の時間に合わせて代わりの看護師が来ます。
外回り、器械出しどちらにも交代が来ますので、そのタイミングが休憩時間になります。
外回り看護師は短い時間であれば、医師にことわってその場を離れることは可能です。
急におなかが痛くなったら?
急にトイレにいきたくなったらどうするの?
急にトイレに行きたくなった場合は、リーダー看護師(または手の空いてるスタッフ)がいますので、そちらに連絡し、代わりの看護師に来てもらい休憩に入ることができます。
交代する看護師が誰もいなかったら?
交代する看護師がいなかったらどうするの?
手術には臨時手術という場合もあり、夜中に突然手術をすることがあります。
そんな時は代わりのスタッフがいないため、交代することができません。
交代する看護師がいない場合は、食事などとることが出来ないことはよくあります。
どうしてもトイレに行きたくなる場合、手術をしている医師や麻酔科の先生に言ってその場を離れます。
(いちはお腹が弱いため、手術中でも結構トイレにいってました。)
トイレに行きたいことを言うと医師も協力してくれるので、安心してください。
医師に言いづらい場合は、一緒に手術に入っている看護師に言ってもOKです。
緊急の手術は夜中にすることが多いから、ご飯は食べないことが多いです。
トイレに行けない場合がある?
手術によっては、どうしてもその場を離れることができない場合があります。
その時は正直気合で乗り切るしかないです( ;∀;)
- 大量出血の危険があるとき(大きな血管をいじるとき)
- 血管を遮断(血流を止めること)しているとき
- 患者の容体が急変したとき
このように、患者の状態に影響を及ぼす可能性が大きい場合は看護師の交代をすることができません。
こういった状況はそれほど長くないため、落ち着いてから休憩に行くようにします。
手術中は緊張しているせいか、あまりトイレに行きたくならないよ!
前日にアルコールは飲んでもいい?
お酒を飲むことに特に制限はありません。(病院によりますが)
オペナースだからというわけではありませんが、仕事に支障をきたすレベルで飲んだり、朝まで飲んで仕事に行くのはやめたほうがよいでしょう。
また、次の日に大きな手術がある場合は控えめにしたほうが無難です。
まとめ
基本的には休憩をとれないタイミング以外であれば、他のスタッフに協力してもらえれば休憩はいつでもとることができます。
休憩をとれないタイミングは
- 大量出血の危険があるとき(大きな血管をいじるとき)
- 血管を遮断(血流を止めること)しているとき
- 患者の容体が急変したとき
こちらになっています。
手術室の業務に興味がある方、わからないと怖いと思いますが、興味があるなら飛び込んでみてください(^^)
きっと病棟の看護とはまた違った楽しさがありますよ!
それではまた。