手術室看護師は病棟よりも給料が安いってほんと?実体験をぶっちゃけます!
手術室で働きたいんだけど、給料が低いって本当なの?
こんにちは、いちです。
「手術室で働きたいんだけど、給料が低くなるってほんと?」
と不安になりますよね?
ただでさえ、忙しく辛い看護師という仕事なのに給料が下がったら
「もうやってられないよー!」
と叫びたくもなります。
そんなあなたの疑問に実際に手術室で働いた僕からの真実をお伝えしたいと思います。
この記事はこんな人におすすめです- 手術室看護師に興味があるひと
- 手術室看護師の実際の給料が気になる人
- 手術室勤務の手当てが知りたい人
それでは見ていきましょう!
手術室看護師の実際の給料
結論からいいます。手術室勤務になり僕の給料は
「4万~5万円ほど下がりました」
ここからは実際に僕の給料の内訳を教えていきたいと思います。
支給額を全て見せるわけにはいかないので、大体の額をお伝えしますね!
手術室異動後、久しぶりに手取り20万円を切りました(笑)
基本支給額
まずは基本給からお話していきます。
僕が手術室で働いていた時は、看護師7年目からでした。
そのため、基本給は病棟と変わらず
約25万円
ほどでした。
ここに各種手当が付き、支給額は大体30万円ほど。
月によってばらつきがありますが、手取りは
約23万~26万
の幅に収まることが多かったです。
ボーナス(賞与)
ボーナスは基本給×4か月分になりますので
年間 約100万円
程度はもらえています。
ここら辺は病棟勤務の看護師と大差ありません。
各種手当
調べてみると、手術室勤務で給料が高い病院は各種手当が充実しているようです。
僕が働く病院の手当は
これっぽちもつきません。
具体的な手当てについてまとめてみました。
また、ネット上で掲載されている手術室の求人情報と自分の職場の手当てを比較してみました。
手当の種類 | いちの職場 | A病院 |
---|---|---|
危険手当 | なし | 10000~25000円 |
夜勤手当 | 夜勤なし | 夜勤あり 15000円/回 |
時間外手当 | あり | あり |
オンコール手当 | 1回 2000円 | なし |
僕の病院では夜勤がない代わりに
平日は遅番+オンコール
休日は日中と夜間で分けて、オンコールに当たる看護師を配置する
という体制になっています。
待機料は1回2000円で、待機は土日含めて月に4回程度です。
そのため、月の手当ては8000円程度になります。
手術室は、オンコールの時に時間外でどれだけ手術についているかで給料が変わってきます。
つまり、給料を上げたいなら残業代で稼ぐしかないということです。
いちさんの病院手当つかな過ぎてない?
病棟勤務と手術室勤務で給料の違いはなに?
同じ看護師なのになんでこんなに給料が違うの?
では病棟勤務の看護師と手術室でこんなにも給料に差が付くのはなぜでしょうか?
僕なりに考えてみると次の2点になります。
1番は夜勤の回数・長さ
まずは一番大きな要因としては
夜勤の回数と長さが挙げられます。
病棟看護師と手術看護師の夜勤の違いについて表にまとめてみました。
病棟と手術室の夜勤の違い | 手術室 | 病棟 |
夜勤の実働時間 | 8+時間外(0~11時間) | 16時間(2交代制の場合) |
月の平均回数 | 2 | 4 |
夜勤手当 | なし | 10500円/回 |
このように、手術室勤務の夜勤自体は回数が少ないです。
また夜勤と言っても、定時までに手術が終わっていれば8時間労働で帰ることができます。
ただし、時間外の手術が終わらなければ、最大20時間仕事をし続けることになります。
※実際に僕も何度か20時間労働をしたことがあります(^^;)
それに比べると病棟勤務は1回の夜勤に手当が付くこと、勤務が16時間と決まっており、安定して給料を得ることができます。
次に残業代
次に大きな違いは残業代です。
手術室は基本的に、勤務時間内に手術が終わるようにスケジュールが調整されています。
そのため、オンコール以外の勤務の時にそれほど残業が付かないことが多いです。
それに比べて病棟勤務は、ほとんどの勤務で残業が発生します。
残業時間としては1勤務あたり、1~2時間程度ですが、1カ月にするとかなりの差がでます。
実際に僕の場合、手術室勤務の時には残業代は2~5万円程度でしたが、病棟勤務では5~10万円程度の残業代となっています。
残業が少ないというのは悪いことではないですが、あまりの落差に異動直後はショック受けました(笑)
いや、残業し過ぎ!
仕事が遅いのか悩み中…
結論:手術室で働くなら手当が充実しているところ
ネットで調べると、手術室で働いてる看護師の方が給料が高い場合もあるようです。
一概に手術室勤務で給料が確実にさがるとは言えないでしょう。
しかし
僕は確実に給料が下がりました!
僕のようにならないためにも、まず初めのステップは病院選びが大切です。
手術室で働くことを考える場合は以下の点を参考にしてみてください。
- どんな手当がつくのか?
- オンコール手当はどのくらいか?
- 夜勤があるのか?
- 手術に入る看護師の数は?(2人の場合は相当きつい)
- 残業は月にどれくらいか?
上記の点に注意して、病院選びをしましょう。
条件が良い病院を選ぶことが出来れば、お金と時間を両立することが出来ます。
あなたが好きなことに没頭するためにも、妥協せずに条件に合う病院を選んでいきましょう!
この記事があなたの参考になれば嬉しいです(^^)
それではまた。