【あなたの夢はきっと叶う】夢をかなえるゾウ 書評・感想・名言
あなたの夢は何ですか?
僕の小さい頃の夢は「ライオンになる」です。こんにちは、いちです。
「夢をかなえるゾウ0」が最近刊行されましたね。
「今更?」って思われるかもしれませんが、「夢をかなえるぞう1」を読みましたので、いちなりの書評・感想を綴っていきたいと思います。
僕自身
「成功したい」「今の自分を変えたい」
と思ってきましたが、なかなか変えることが出来ず、
「なんて自分は弱い人間なんだろう」
と自己嫌悪に陥ることはよくあります。
筋トレは1か月持たずに辞めたり、勉強は教科書1つ読めません( ;∀;)
「このまま不満を持ちながら、自分の夢や目標は何も叶わない人生なのかな」
と悩んでいました。
この本は僕みたいな人へ贈る
「きっと夢は叶う」
をテーマにした本になっています。
この本はこんな人におすすめです。
- 自分自身を変えたいと強く思う人
- 今まで努力しようとしても、うまくいかなかった人
- 成功する秘訣を楽しく学びたい人
それでは一緒にガネーシャの元へまりましょう(^^)
もちろん「あんみつ」を持ってね・・・(笑)
感想
実はこの「夢をかなえるぞう」がドラマ化(2008年 秋)した際に、原作を1度読んだことがあります。
その時もすごく感銘を受けましたが、その後の人生は変わることありませんでした。
というのも、高校生だったのでそこまで強く「夢」を意識したことがあまりなかったんですよね。
社会人になり社会を知り、その上でこの本をもう一度読むと昔読んだ時の印象とは全く違いました。
昔読んだ時は
「ふーん、なるほどなー」
程度でしたが、今は
「主人公の気持ちが痛いほどわかる!そうなんだよなー。助けてーガネーシャー!」
とより深く感情移入できるようになりました。
ガネーシャの課題は本当に簡単なもので、日常生活の中でも意識すればできることになっています。
主人公も言っていますが
「本当にこんなことで人生を変えらるのか?」
と思うことの連続です。
その疑問にガネーシャひとつひとつ答えてくれます。その時の名言が心にグサグサと刺さりまくります。
教えの内容としてはよくある自己啓発本とそこまで大きくは変わりません。
しかし、小説仕立てになっており、文章は主人公目線になっているため、自分に言われているような気持ちになります。
また、難しい言葉は一切使っておらず、ストーリーがあるためガネーシャの教えがスルスルと自分の中に入ってきます。
「自己啓発本なんて読んでも変わらないよ…」
なんて思っている方も、小説を読む感覚で読めますので自己啓発本と思わずストーリーを楽しんで貰えたらと思います。
そしてラストには泣けるポイントも用意されており、笑い・泣き、そして成功の秘訣が詰まっている本になっており、名著と呼ぶにふさわしい本であると思います。
是非ご一読してみてください(^^)
次からあらすじの紹介をしていきたいと思います。
あらすじ
ある日、会社員の「僕」は成功者の集まるパーティーへ出席することになります。
そのパーティーでは「僕」は出席者の誰にも相手をされず、とても悔しい思いをして自宅に帰りました。
「僕」は泣きながらインド土産のガネーシャの像に
「変わりたい」「成功したい」
と訴え、そのまま寝落ちしてしまいました。
次の日起きると、鼻の長い関西弁の「化け物」が枕元に立っており
「化け物」は自らを「ガネーシャ」と名乗り、こう聞いてきます。
「覚悟はできてる?」
「僕」は迷いながらも変わることを決心します。
その日から次々とガネーシャから出される「意味不明な課題」
半信半疑ながらその課題をクリアしていく「僕」
そんな中、唐突に明かされる「ガネーシャの課題」の秘密
「僕」は課題を通して、
「自分の夢」
はなんなのかを再確認していきます。
そして「夢」を叶えるためにガネーシャの
「最後の課題」
が課されます。
はたして「僕」の夢は叶うのか。
結末は是非こちらの本を読んでみてくださいね(^^)
いちが選んだガネーシャの名言 ベスト3
ここからはいちが選ぶ「名言ベスト3」を発表していきたいと思います。
この名言ランキングは相当に悩みました。名言だらけなんですもの( ;∀;)
今のいちに響いた名言を取り上げていますので、きっとあなたに響く名言は違うはず。
是非一度は読んでみてほしいなと思います。
巻末にも名言集が記載されていますので、本書の名言を一度にご確認したい方は巻末を読めば大体網羅できますよ(^^)
出来るだけ巻末に載っていない名言からベスト3を選出したいと思いますのでよろしくお願いします。
名言 第3位
「人間ちゅうのは不思議な生き物でな。自分にとってどうでもええ人には気い遣いよるくせに、1番お世話になった人や1番自分を好きでいてくれる人、つまり、自分にとって1番大事な人を1番ぞんざいに扱うんや。たとえば…親や」
夢をかなえるゾウ 本文一部抜粋 p203
この部分を最初に読んだ時、「ドキッ」としました。
最近の僕は仕事を理由に親に会ったり、電話もしていなかったからです。
そのくせ仕事の同僚には
「あの言い方まずかったかな?」「明日の仕事の準備してあげれば良かった」
なんていつも気を張って接しています。
嫁に対しても、自分の時間を優先してしまうことが良くあります。
嫁が今の自分を支えてくれて、好きなことをさせてくれているのにぞんざいに扱っている自分を反省しました。
「自分を大切にしてくれる人を幸せに出来ず、誰を幸せにできるのか?」
こんなことを考えて、まずは1番身近な人を幸せにすることを考えていきたいと思います。
名言 第2位
「ひとつだけ絶対にあきらめたらあかんことがある」
夢をかなえるゾウ 本文一部抜粋 p338
(中略)
「『自分』や。自分にはなにか才能がある、自分にしかできない仕事がある、そのことに関してはあきらめたらあかん。見つかるまでそれを探し続けなあかん。自分自身に対してはあきらめたらあかん」
読んだ瞬間に泣きそうになりました。
今まで何かをあきらめたことはどれくらいありますか?僕は数えられない位にあります。
- お父さんと一緒にいたかった
- 大学に行きたかった
- 仕事で専門的分野を極めたい …etc
その「夢」を見て、ワクワクして、でも出来なくて落胆する。
そのたびに
「自分は出来ないやつ」「何の才能もないんだ」
と思いました。
多分心のどこかであきらめている自分がいて、心の中の自分が
(どうせ無理だよ。今までみたいに諦めろ)
と、ささやいている気がします。
この文を読んだ時
「諦めなくていいんだ」「自分を信じていいんだ」
と思わせてくれ、再挑戦させてくれる勇気が持てました。
今は別な夢に向かって少しずつですが努力しているところです(^^)
僕と同じように、「夢」を諦めてしまっているかもしれない「あなた」に、この言葉を贈りたいと思い『第2位』にさせていただきました。
名言 第1位
「自分が『成功したい』『変わりたい』て言うから、いろいろ教えたったけど、でも、あんまり無理するなや」
夢をかなえるゾウ 本文一部抜粋 p356
(中略)
「そうや。夢追いたかったら追ったらええ。女の尻追いたかったら追ったらええ。なにしたってええんやで。成功目指して気張る自分もええけど、ビール飲んでほっぺた赤くして絡んでくる自分も、好きやったで。企画書や建築の図面作りに気張る自分もカッコよかったけど、一緒にゲームやってた時も楽しかったで。だいたいワシはじめてやで、人間とゲームしたの。歴史的に見たらそっちの方が大事件やし」
第1位はこちらの言葉になります。
「あんまり名言っぽくなくない?」
という声が聞こえてきそうですね(^^;)
この本を読んでいない人には伝わりにくいと思いますが、あえてこちらを1位にさせていただきました。
この文は本書の後半部分に記載されている言葉ですが、このシーンに至るまで様々なことが「僕」と「ガネーシャ」の間にはありました。
「僕」が変わるために様々な課題を出すガネーシャが最後に言った言葉が
「無理するな。」「そのままの自分でもいい」
ということなんですね。
ガネーシャは「変わろうとする僕」も「変わらない僕」も人間として好きで、今の「僕」を肯定し愛してくれていると感じました。
変わろう、変わろうともがけばもがくほど苦しくなることがあります。
そんな「変われない自分」に嫌気がさすことがあります。
でもそんな自分を愛してくれる人がいるのは、すごく心強いし安心できると思うのです。
自分に甘いのかもしれませんが、この文を読んだ時に
フッ…
と心が軽くなった気がしました。
そしてなぜか視界が滲んで本が読めなくなり困ったものです( ;∀;)
もっとも感情が揺さぶられた言葉こちらということで、第1位とさせていただきました
まとめ
いかがでしたか?
自己啓発本としては真新しいことが書いてあるわけではないです。
しかし、とても分かりやすい言葉と理解しやすい構成で書かれており、自己啓発本を読んだことが無い方や他の同じ自己啓発本を読んだ方でもとても読み応えのある本になっています。
いちが思うこの本で伝えたいことは
「なりたい自分を諦めなくていい」「自分らしく生きていい」
ということなんじゃないかなと思います。
こんなに笑って・泣ける自己啓発本は唯一無二の存在だと思います。
是非皆さんも一度読んで頂きたいと思います。
最後に一言
「あなたの夢はきっと叶う」
それではまた。